米国株で毎月配当金を得られるようにする方法

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株式投資
今月の配当金まだかニャー

投資信託に毎月分配金型というのがあり毎月分配金がもらえるということで

一時期は相当な人気を博していました。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)というのが有名で

ファンドの純資産残高は2兆円を超えていた時もあります。

銀行や証券会社もこぞって毎月分配金が出るタイプの投信を売りまくっていた

時期もあり毎月分配型でなければ売れないという時期さえありました。

上記のUリトB(略称)も1万口当たり120円の分配金が出ていた時期もあり

その後少しずつ分配金は減らされていきましたが2015~2016年頃でも

100円の分配金を2年近く出しまくっていました。

ところがコレにはカラクリがあったんですね。

人気のあるファンドなので潤沢な資金流入があり新規に獲得した資金を

既存のお客さんの分配金に充てていた訳ですよ。

つまりファンドが生み出した利益=分配金という訳ではなかったんですね。

その後基準価額もズルズルと下がり分配金をもらっても

投資した全体の資金は増えないということに気付いた顧客は

資金を引き揚げていきました。

2019.9.20現在の基準価額は3668円で分配金は35円にまで落ち込んでいます。

2兆円あった純資産総額も今では6500億円程度ですから3分の1弱ですね。

もし分配金が利益(=ファンドとしての実力)から支払われていたのであれば

基準価額や分配金がここまで落ち込むということは無かったかもしれません。

分配金をエサに新規のお客さんを集めまくっていたということですね。

基準価額と分配金を維持できていたなら利回りは相当良かったに違いありません。

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企業利益の中から支払われるのが株式配当金

早よ配当金だせやコラ

毎月分配型の投資信託の全てがそうだった訳ではありませんが

高額な分配金をうたっていたファンドは恐らくタコ足での運用です。

タコ足と言ってもコンセントの方ではありません。

タコは空腹でエサがない時には自分の足を食べてしまうんですね。

自分の身を切り崩して分配金に充てるということが横行していました。

まさに自転車操業だったということになります。

これに対して株式の配当金は企業業績が良くなければ出せません。

企業利益の中から支払われるのが株式配当金ですから

株式市場に流れ込んできた資金を配当金に回すようなことはありません。

損益計算書も公表しなければなりませんからゴマかせないんですね。

投資信託だと分配金には普通分配金と特別分配金の2種類。

普通分配金はファンドの利益の中から出ている健全な部分ですが

特別分配金は利益が出ていなくても自己の資産から捻出される不健全な部分。

言わば元本取崩しのようなものですがコレに騙された投資家も多くいました。

何を隠そう私も騙された投資家の一人です。

分配金を受取っても受け取ってもそれ以上に元本が減っていくのよ。

これは相当なストレスでしたので思い切って売り払ったことで清々しました。

米株には年4回も配当金が出る銘柄が多数存在

米株の特徴は何と言っても年4回も配当金が出るものが多数存在することです。

日本株の場合は年1回か多くても年2回というところが殆どです。

しかも米株の場合1,4,7,10月とか2,5,8,11月

あるいは3,6,9,12月のように企業によって配当月が異なります。

もうお分かりですよね?

これらの配当月が異なる銘柄に分散して投資すれば

毎月配当金を受け取ることが可能になるということです。

上手く組み合わせれば1年のうち切れ目なく配当金収入を得られます。

投信の毎月分配金とは似て非なるもの

毎月の配当金収入で寝て暮らせるニャ

株式の配当金は投信の分配金と異なり

投資元本に食い込んで支払われるということがありません。

配当金が出た時点では株価が若干下がるということはありますが

配当金の原資が企業業績から生み出される利益であるということを考えれば

投信の毎月分配金とは似て非なるものだと言えるでしょう。

組み合わせる株式としては、連続増配銘柄で配当利回りの高いものを

中心にして選ぶと良いでしょう。

連続増配銘柄は成熟した企業が多く株価の大幅な値上がりは期待できない反面

配当金が継続して出ている実績から買われやすいという強みがあります。

株式というのは相場ものですから一時的な下落などはあるかもしれませんが

長期的に見れば買われやすい(=将来的に値上がりが期待できる)銘柄です。

毎月安定したインカムゲインを得ながら長期的なキュピタルゲインも狙えますので

今後の投資方法の一つとして検討してみては如何でしょうか。

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