株式投資の世界に思い切って飛び込んだはいいが銘柄数が多すぎて良く分からない。
アレも欲しいしコレも欲しい出来るだけ多くの銘柄に投資したいですよね。
でもちょっと待ってください。
株式投資をする上で保有する銘柄数というのはとても重要なんです。
銘柄数次第で運用成績が決まっててしまうと言っても過言ではありません。
一体どのくらいの銘柄数で運用するのがベストなのでしょうか?
こういった疑問にお答えします。
保有する銘柄数が多ければ多いほど良いのか?
リスクの分散ができる
株式投資をする時に考えなくてはならないのがリスク分散ですね。
1銘柄に集中投資などというのは余程確実で
自信のある銘柄でない限りするべきではありません。
保有する銘柄数が多ければ多いほどリスクは分散されます。
各銘柄に均等な投資額を振り分けている場合で考えてみましょう。
保有する銘柄のうち1つだけが暴落すると仮定すると
2銘柄だけなら50%、3銘柄なら33%もの影響を受けますが
10銘柄なら10%、20銘柄なら5%にまで下落のダメージを減らせます。
単純にリスク分散するという目的だけなら
保有銘柄数は多ければ多いほど良いということになりますね。
利益が分散される
保有銘柄数が多いとリスクが分散出来るのが大きなメリットですが
裏を返せば利益が出せにくい=利益が分散されるというデメリットにもなります。
折角大きく値上がりしたのに投資総額全体で見たらあまり増えていない
というガッカリする結果になってしまうことも考えられます。
株式投資という大きなリスクをとって投資している以上大きく儲けたいですよね。
銘柄を増やしすぎると値上がりの効果が半減するどころか
ほとんど利益に貢献しないという残念な結果になってしまいます。
投資総額全体で大きく利益を上げるという目的であれば
保有銘柄数を保有しすぎるのも良くないということになりますね。
個別銘柄の管理が困難になる
アレも欲しいコレも欲しいで銘柄数を20にも30にも増やしてしまった・・・
果たしてこれだけ沢山の銘柄をひとつひとつ管理できるでしょうか?
はっきり言って個人投資家がこれだけ沢山の銘柄数を
個別に管理していくことは無理だと思います。
銘柄を検討する時には業種、主力製品、売上高、利益、財務状況をみていきますが
10銘柄を超えると途中でイヤになってしまいますよね。
まとめ
株式投資の銘柄数は多すぎても少なすぎても良くないということが分かりました。
最適な銘柄数は5~10銘柄というのが妥当なところと思われます。
投資方針や投資に対する考え方は人それぞれ。いろんなやり方があると思います。
私たち個人投資家の場合は最適な銘柄数で
効率的で効果的な投資成果を上げられるように工夫していきましょう。
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